小型カメラQ&A 第1回 小型カメラが黒い理由とは? | 小型カメラ、防犯グッズ、画像安定装置なら【アキバガレージ】

 

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小型カメラってなんで黒いの!?
小型カメラは見た目重視だから黒い!
それでも黒くないほうがいい!
激レア!見た目が黒くない小型カメラ
もっと他のカメラがいいときは・・・

小型カメラってなんで黒いの!?

小型カメラを販売しているとよくこんな声を伺います。

「もっと色違うのはないの?」「なんで全部黒いの?」「黒じゃなかったらなぁ・・・」

確かに、小型カメラは基本的には黒い見た目であることがほとんどです。ぶっちゃけ、黒くない見た目の小型カメラは数えるほどしかありません。
もちろん小型カメラのなかには白やブルーなど、黒くないカメラもないわけではありませんが・・・
長年販売している経験を振り返ってみても、やはり思い起こされるのは9割9分黒いカメラです。

ペンクリップ型カメラ P-370S スパイダーズX

超レアな黒くない小型カメラ。

では、なぜ小型カメラの見た目は黒いのか?黒くなければいけないのか?黒以外の小型カメラはないのか?
もちろんちゃんとした理由があり、黒以外の小型カメラがないわけではありません。今回は皆さんが疑問に思うハテナにズバリお答えします。

小型カメラは見た目重視だから黒い!

小型カメラはなぜ黒いのか?それは小型カメラは見た目重視だからです。
見た目重視なら部屋や服に馴染むカラーがあってもいいじゃないか!
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

思い返してみてください。小型カメラのレンズは何色でしょうか?
そう、黒色です。黒い丸なのです。
それを前提に置いたうえで、先程のP-370Sを見返してみましょう。

どうでしょうか。周りが灰色とブルーが相まってやけにレンズが目立っていませんか?

そう、周りが黒でないとカメラレンズの黒丸が目立ってしまうのです。
カメレオンが擬態するときに体が環境色と同じ色に変化するのも、人間がジャングルの色に擬態するために迷彩柄を着るのも、相手から存在を気づかれないため。存在を気づかれないようにするには周りの色に擬態するのが最適です。
カメレオンが天敵の猛禽類にバレてしまったらアウトのように、小型カメラも黒丸=カメラレンズと気づかれてしまったらアウト、せっかくの証拠撮りチャンスが台無しです。

したがって、レンズが極力気づかれにくくなるようにカメラもレンズに合わせて黒い見た目であるほうが理にかなっているのです。

P-370Sと同じクリップ型で黒い小型カメラ
赤外線LED+180度可動式レンズ搭載クリップ型カメラ ABC-K16
クリップカメラ Magroller マグローラー 匠ブランド

ちなみに、P-370Sは秘匿性重視ではなく、歩行者用ドライブレコーダーなどの用途で使われます。このようにあえて撮っていることを相手側にアピールしてけん制する目的の小型カメラも存在しますが、原則、小型カメラは相手に気付かれずに撮ることを主な目的とされますので、おのずとP-370Sのような外見が黒くない小型カメラが珍しく、黒い小型カメラが主流になるのです。

それでも黒くないほうがいい!

黒くないほうがいい!と仰る方に言うのも何ですが、正直・・・プロとしては、小型カメラを選ぶときに色を重視して選ぶのはおすすめしません。

なぜかと言うと、先ほど書いたように外見が黒くない小型カメラは、黒い小型カメラよりも圧倒的に数が少ないため、色を重視するとそれだけ選べる小型カメラが少なくなってしまいます。
選べる小型カメラが少なくなれば、録画したい時間や画質、暗所撮影、Wi-Fi機能、形状といった性能面など、色よりも重要になりやすいポイントで希望に合致しない可能性があります。

もともと小型カメラはすべての性能を盛り込んだ万能カメラではありません。

欲しい性能を形状や使われるであろうシチュエーションに合わせて生産されています。ですので、形がいいけど性能が足りない、性能は良いけど形に納得がいかない・・・なんてことは色とは関係なくよくある話です。そのなかで自分に必要な性能を取捨選択して合うものを見つけ出すのが小型カメラの選び方です。

そんなギリギリの取捨選択のなかに「色」という条件を加えてしまうと・・・よほど性能や形がなんでもいいという場合でなければ選びにくくなるでしょう。

しかしそれでも色にこだわりたいという声があります。確かに部屋に設置したり、自分が持つときに黒い見た目で周りに違和感を持たれてしまう可能性もあります。
ということで、次は黒くない、もしくは黒がメインカラーではない小型カメラをご紹介します!

激レア!見た目が黒くない小型カメラ

ここまで小型カメラは黒い見た目であることが秘匿性の高さへ繋がるとお話ししましたが、外見が黒くなくても秘匿性を保っている小型カメラはいくつか存在します。

本来、黒くない小型カメラはP-370Sのようにレンズが目立ってしまいますが、今からご紹介する機種はメインカラーが黒ではないながらも、レンズが気づかれにくくなるように工夫されています。

ペン型カメラ P-126W スパイダーズX

当店で扱っている小型カメラのなかでカラーリングが白メインの機種は現状P-126Wだけです。
本体すべてを白くしてしまうとレンズ部分が目立ちすぎてしまいますが、レンズ部とグリップのカラーを黒にすることでレンズの秘匿性を上げています。レンズ部だけでなくグリップも黒くすることで、より違和感のない見た目になっています。

デジタル置時計型ビデオカメラ HS-400FHD サンメカトロニクス

当店で一番人気の置時計型カメラです。レンズは本体正面の右下の穴に付いています。本体はシルバーでP-126Wのようにレンズの周りを黒で覆っているわけではありませんが、同じく左下にもダミーの穴があり、あたかも置時計として自然にある穴のようにしています。また、 HS-400FHDは国産で高品質です。外見にもとてもこだわっていて、安っぽくない見た目がレンズの秘匿性をさらに高めています。

もっと他のカメラがいいときは・・・

上記商品が希望に合わない場合は、基板ユニットカメラを使って自分だけのオリジナル小型カメラを作ってみるのも良いでしょう。

基板ユニットカメラとは、今までにご紹介した小型カメラだけの中身だけ、基板だけの小型カメラです。

要するにペン型や置時計型といったすでに何かの形になっている小型カメラと違い、ガワがなく何の形でもないため、自宅のインテリアや自分の私物に仕掛けることができます。

ABC-108nct 64GBSDカード搭載 夜を奏でる自由人の基板ユニット型

自分の持ち物に仕掛けられるのは、他の小型カメラではできない最大のメリットですが、逆を返せばガワがない状態、基板むき出しの状態ですので、故障率が非常に高いのが最大のデメリットです。
スマホやパソコン、デジカメがガワがなく中身むき出しになっている状態で使うのとほとんど同じだと考えると、いかに故障しやすいかが想像しやすいはず。

そんな玄人向けとされる基板ユニットカメラですが、お気に入りの形の小型カメラがない場合の最終手段であもあります。
そんな諸刃の剣を扱いこなしたい、扱いこなせそうな方には自分に合った小型カメラを作ってしまうのもおすすめの手段です。

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