徹底比較・ボイスレコーダーVS小型カメラ | 小型カメラ、防犯グッズ、画像安定装置なら【アキバガレージ】

 

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アキバガレージにはボイスレコーダー(ICレコーダー)と小型カメラという似て非なる商品があります。ボイスレコーダーは音だけを撮り、小型カメラは基本音声付きのビデオを撮ります。

こう見ると小型カメラの方が音声も入るしボイスレコーダーよりも良いように見えますが、コインの表と裏のように、光と影のように、メリットがあればそのぶんデメリットもあるものです。

ボイスレコーダー、小型カメラもその時その場所その状況に適しているかが非常に重要なポイントになり、環境によってどちらを選ぶべきかも変わってきます。

そこで今回は項目別でボイスレコーダーと小型カメラのどちらが適しているかを比較し、解説します。

※アキバガレージ取り扱いのボイスレコーダー、小型カメラを元に解説しています。

index

ボイスレコーダー、小型カメラとは?
バッテリー時間
使いやすさ
秘匿性
証拠の有効性
機能面
まとめ

ボイスレコーダー、小型カメラとは?

比較する前にここで解説するボイスレコーダー、小型カメラの定義をご説明します。

ボイスレコーダー
小型カメラ

今回比較するボイスレコーダーも小型カメラもいかにもボイスレコーダーような見た目、カメラのような見た目ではなく、ペン型、USB型、モバイルバッテリー型、置時計型などの何かの形に擬態した秘匿性が高い(相手に気付かれにくい)機種のことを指します。

また、コンセントなどの電源がなくても商品単体でバッテリーで駆動する基本的なものを比較します。コンセントを繋げげて長時間稼働させる機種もありますが、まずはそれぞれの基本を知ってボイスレコーダーと小型カメラのどちらが自分の証拠集めに適しているかを確認することが大切です。実際にこの記事を読んで、ボイスレコーダーがいい!小型カメラがいい!となった場合に次の選択肢として考えるようにしましょう。

バッテリー時間・・・ボイスレコーダー

いざ商品を買ってもデータが残っていなければ何の意味もありませんので、証拠集めをするときに商品単体で稼働できる時間は非常に重要です。

そこで実際のボイスレコーダーと小型カメラにおける最大のバッテリー稼働時間を見てみましょう。

ABC-2:1

・稼働時間:最大20時間

VR-MB500

・連続録音:約14日
・仕掛け録音待機:約150日間

上記の通り、長期間の撮影・録音待機が必要な場合は断然ボイスレコーダーが適しています。

逆に数時間や一日未満の撮影であれば小型カメラでも可能ですが、小型カメラはバッテリー稼働時間が長いほど本体サイズが大きくなりやすい特徴があるため、許容できるサイズと稼働時間をよく天秤にかけましょう。

対するボイスレコーダーは多くの機種が音を検知したときに録音する音声感知機能(仕掛け録音)が搭載されているためバッテリーが長く持ちます。そのため、長期間の録音待機ができる機種でもサイズはそこまで大きくなりません。

また、小型カメラには動体検知、つまり何かが動いたときに録画を開始する機能が搭載されている機種があります。よく勘違いされやすいですが、動体検知はメモリの節約にはなりますが、小型カメラの動体検知はボイスレコーダーの音声感知とは違い、バッテリーの制御ができないため、動体検知を使っても待機時間は伸びませんのでご注意を。

使いやすさ・・・ボイスレコーダー
これ一台で録音も再生もできるペン型ボイスレコーダー VR-P004PCM

小型カメラはボイスレコーダーよりも機能が多く操作が複雑なため、使い慣れていない人にとっては使いにくいと感じることがあります。一方でボイスレコーダーは操作が非常に単純で使いやすくなっています。説明書もどちらかと言えばボイスレコーダーのほうが親切に記載されていることが多いです。実際にお客様から頂く使用方法に関するお問い合わせは小型カメラの方が多いです。

これは小型カメラはどちらかというと玄人・マニア向けの路線、ボイスレコーダーは一般層向けの路線を歩んできたためと考えられます。

また、ボイスレコーダーは録音はもちろん、ファイルの再生から削除までを本体で行える機種も多いため、パソコンを使いたくない場合も簡単に使用することができます。

対する小型カメラは基本的にパソコンで動画再生、削除を行う必要があります。最近ではWi-Fi機能が搭載され、スマホで録画データの管理ができるようになっている機種もありますが、その場合でも普段からスマホに使い慣れていないと難しく感じることが多いため、使いやすさという点でもボイスレコーダーに軍配が上がるでしょう。

秘匿性・・・状況による
スマートウォッチ型カメラ W-711
電卓型ボイスレコーダー VR-C003

秘匿性という点では、ボイスレコーダーと小型カメラはそれぞれ長所と短所があります。

小型カメラ、ボイスレコーダーもペン型やUSB型、モバイルバッテリー型など様々な形に成功に擬態している商品があるため、そういった点ではどちらとも秘匿性が高い、つまり周りに気付かれにくくなっています。それだけで一般的なビデオカメラなどよりも証拠集めに適しているのですが、見た目の精巧さだけに頼ってしまうとどちらも本来の秘匿性の高さが発揮されず、証拠集めに失敗してしまうこともあります。

小型カメラは無論レンズが被写体の方を向いていなければいけないため、ボイスレコーダーよりも奥まった場所に設置することが難しいです。ポケットの中に入れようものなら真っ暗な映像しか残りません。そのためその場に不自然な形の小型カメラを設置したり、私物へのカメラの組み込み・工作が不十分な場合は気づかれやすくなってしまいます。

ボイスレコーダーは一見隠しやすく見えますが、衣類に忍ばせたり、タンスなどの隔たりがある空間に隠すとマイクがふさがってしまうため考慮して設置する必要があります。

また、居酒屋などの環境音が大きい場所ではと録音された音声が聞き取れないため使用することが難しいです。

秘匿性では使用する状況をよく考えて選ぶと良いでしょう。

証拠の有効性・・・小型カメラ

小型カメラやボイスレコーダーを使ってもただ証拠を集めればいいわけではありません。集めたその証拠がどれほどの力を持っているか、裏付けがされているかは非常に重要です。

小型カメラは、証拠の有効性において非常に優れています。映像を撮影することで、証拠の裏付けになる場合が多いです。例えば、トラブルや事件現場での撮影では、映像によって物的証拠や場所の状況を明確にすることができます。また、自宅の防犯カメラ代わりとして使用する場合にも、映像によって証拠を裏付けることができます。

ボイスレコーダーももちろん証拠として有用ではありますが、小型カメラと比較すると限定的になってしまう面があります。ボイスレコーダーは、主に音声によって証拠を収集するため、証言や会話の内容を記録するのに適しています。しかし、視覚的な情報を提供することはできないため。誰が言ったか、いつどこで言ったかが小型カメラよりは不明瞭になりやすく、そこを逆手に取られて相手にシラを切られたら問題が進展しない場合もあります。そのため、会話の内容や証言だけで証明できない状況の場合、その証拠の信憑性を裏付けるためには、小型カメラと一緒に使用することが望ましいです。

ただし、小型カメラはあくまでも映像を撮影する機械です。音質面では圧倒的にボイスレコーダーが優れているため、詳しい会話の内容を証拠にする必要がある場合はボイスレコーダーを選ぶと良いでしょう。

機能面・・・小型カメラ
充電器型カメラ GX-110

小型カメラは機能面でも優れています。赤外線機能、暗視補正機能、動体検知機能、人感センサー機能など、小型カメラの撮影をサポートするための機能が豊富にあります。

また、ボイスレコーダーにはあまりない機能としてWi-fi機能があります。Wi-Fi接続ではスマートフォンで画角を確認したり、遠隔操作ができるものもあるので使いこなせば非常に便利な機能です。これらの機能は、証拠を集める上で非常に有用であり、証拠の収集に役立ちます。

ただし、機能が豊富な分、小型カメラの価格はボイスレコーダーよりも値段が高くなったり、サイズが大きくなりやすいです。また、先程も挙げた通り機能が多い分操作が複雑で、使いこなすには時間がかかる場合もあります。使用目的や予算、操作方法についてよく考え、自分に合った機種を選ぶようにしましょう。

まとめ

本記事では、証拠収集に適した機器として、ボイスレコーダーと小型カメラについて比較し、それぞれのメリットやデメリットについて解説しました。

「時間」と「使いやすさ」を重視する場合はボイスレコーダーが適しています。長時間録音ができるうえに、小型カメラよりも簡単な操作で録音できるため、機械が苦手な方でも使いこなしやすいのがボイスレコーダーです。

証拠の有用性は非常に重要ですが、時間が足りず撮りたい場面が撮れていなかったり、上手く使いこなせずにそもそも証拠が集められなくては意味がありません。音声も有用な証拠になりますので、有用度に囚われすぎずに使いやすい商品を選びましょう。

一方、「機能面」「証拠の有効性」をより重視する場合は小型カメラが適しています。普段から機械の使用に慣れていたり、そこまで長時間の撮影をしなくても事足りる場合は小型カメラを選びましょう。小型カメラは使いこなすことができれば。より精度の高い有力な証拠を残すことができます。

小型カメラは特に商品を購入した後に画角の調節や操作の練習えおするなど、ぶっつけ本番ではなくしっかり準備をすることが重要です。

「秘匿性」はどちらも非常に高いですが、設置場所や環境を考えたうえでより適した方を選びましょう。また、秘匿性は重要な項目ですが設置方法を工夫すれば解決できることが多いため、上記の時間、使いやすさ、機能面、証拠の有用性を重視した次にその場で秘匿性の高い機種を検討すると商品が選びやすくなります。

ボイスレコーダーも小型カメラも、使用場面や目的によって最適な機種が異なります。自分に合った機種を選ぶためには、自分が何を求めているのか、何に重点を置いているのかを考えることが大切です。

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