昨今の闇バイトや通り魔などの凶悪な事件への対策として催涙スプレー・スタンガン・警棒といった護身商品が注目されています。ですが、
催涙スプレーやスタンガン、警棒って何を買うべきなの?どういう人が使えるの?など、年齢や性別によって抱える不安やお悩みがあります。
そこで今回は「子供に持たせてもいいの?」「女性向けには何が良い?」「過剰防衛にならないためには?」など、実際の声をもとにしたQ&A形式でお届けします。
ぜひ、あなたやご家族にぴったりな護身商品を見つける参考にしてくださいね。
Q-1:子供に護身商品を持たせてもいいですか?(40代・男性)
Q-2:女性が持つならどんな護身商品が良いですか?(20代・女性)
Q-3:男性が持ってもいい護身商品はありませんか?(20代・男性)
Q-4:簡単に使える護身商品はありますか?(60代・女性)
Q-5:過剰防衛にならない護身商品はどれですか?(30代・男性)
まとめ
Q.最近、小学生の娘が「知らない人に声をかけられた」と怯えて帰ってきました。大事には至らなかったのですが、共働きで親が常に付き添えるわけではないため、子供にも何か簡単に使える護身商品を持たせた方がいいのでは…と悩んでいます。学校への持ち込みや安全性も気になりますが、子供に持たせても問題ないですか?
A.子供に護身商品を持たせること自体は法律上問題ありませんが、まず大前提として「使いこなせるかどうか」が最大の課題です。
子供はまだ判断力が未熟なため、万が一のときに冷静に使えるかどうか、また日常生活で感情にまかせて誤使用しないか…という心配があります。また、ランドセルに乱雑に入れてしまうなどの誤った保管をしてしまい、本人や周囲に危険が及ぶ可能性も。
護身商品を誤用する可能性を考えると、基本的には護身商品ではなく防犯ブザーを持たせ、なおかつ不審者に出くわした場合の決めごと(大声を上げる、逃げ込む場所を教えるなど)をするのがおすすめです。
もしどうしても持たせる場合は、「使う場面と使い方をしっかり教える」ことが前提です。保護者が外出時以外は保管・点検し、定期的に使い方を確認するなど、しっかり管理しましょう。
▼子供に持たせやすい防犯ブザー
Q.先日、夜に最寄駅から自宅まで歩いていたところ、不審な人に後をつけられるような気配があり、本当に怖い思いをしました。何もされなかったものの、それ以来夜道を歩くのが不安です。女性でも無理なく持てて、いざという時に自分を守れるような護身商品ってありますか?できれば見た目が物々しくないものがいいのですが…。
A.女性のお客様には、催涙スプレーやスタンガンがとても人気です!
その理由はズバリ、「誰が使っても一定の効果が出せるから」。催涙スプレーはトウガラシ成分の液体、スタンガンは電撃で相手を威嚇するため、使い方さえ覚えておけば誰が使っても強力な威力を発揮することができます。
催涙スプレー・スタンガンともに小型サイズのラインナップがあり、ピンクなどのかわいらしい色の商品もあるため出来るだけ物々しくない見た目にしたいという点でも催涙スプレーやスタンガンがおすすめです。催涙スプレーかスタンガンの片方でも十分強力ですが、両方持っておくとより安全に不審者に対応できます。
▼小型でかわいい催涙スプレー・スタンガン
Q.深夜の帰宅途中、知らない男にいきなり絡まれたことがありました。暴力沙汰にはならなかったのですが、最近闇バイトなんかも流行っていますし、「もし次に何かあったら」と思うと不安です。男だからといって何も持たないのも危ない気がして…何かいい護身商品はないですか?
A.もちろんあります!男性の場合、催涙スプレーもスタンガンもおすすめですが、自分のパワー次第で威力が上がる警棒もおすすめです。
警棒の使い方はシンプルに振るだけですが、振る力が強いほど威力が上がるので男性が使うのに最適。また、体力やリーチを活かして「距離を取って相手をけん制する」のにも向いています。
ただし注意点として、男性の場合は「持ち歩くと軽犯罪法に抵触する可能性がある」ことも知っておいてください。軽犯罪法自体は「正当な理由なく武器になり得るものを持ち歩いてはいけない」法律の為、職務質問などで、警察官が「必要性がない」と判断すれば、没収されてしまう場合があります。
持ち歩くなら、カバンの中にすっきり収まるコンパクトなものがおすすめです。
▼コンパクトで頑丈な警棒
Q.最近、近所で不審者が出たという話を耳にして、不安になっています。若いころのように素早く動く自信もないし、強盗に入られたり万が一の時に自分を守れるのかと心配です。
護身グッズも気になりますが、操作が難しいと逆に自分が慌ててしまいそうで…。年齢的にも無理なく扱えて、いざという時に役立つ護身商品ってありますか?
A.高齢の方でも扱いやすい護身商品は、やはり催涙スプレーがおすすめです。
特に催涙スプレーは、ボタンを押すだけでOKというシンプルな操作性が魅力です。特にフリップトップタイプといボタンに上フタが付いているタイプは上フタとボタンの間に指を入れて押すだけなので、スプレーがどこから出るのかを確認しなくても使えておすすめです。
逆に、警棒のように「使う人の力」によって効果が変わるものはおすすめしません。闇バイトのような強盗は若者が多いため、振る力が必要な警棒では力負けしてしまう可能性があります。
「いざ」というときに、とっさに使えて失敗しにくいものを選ぶのがコツです!
▼上フタ付きの催涙スプレー
Q.最近、近所で通り魔や強盗のような事件が立て続けに報道されていて、自分の身にもいつ降りかかるかわからないと感じています。いざという時に備えて護身用の道具を持ち歩こうかと思うのですが、正当防衛のつもりが「やりすぎ」と判断されてしまうのも怖いです。明らかな加害者に対してでも、過剰防衛にならない範囲で身を守れる護身商品はあるのでしょうか?
A.護身商品を正しく使えば、基本的に過剰防衛にはなりませんが、いくつか注意点があります。
- 催涙スプレー:OCガス(トウガラシ由来)の製品を選びましょう。CNガス(化学物質)は後遺症の可能性があるためおすすめしません。
- スタンガン:日本で販売しているスタンガンに感電のリスクはありませんが、万が一のことを考えるなら、心臓や頭などの急所を避け、相手の腕や足などを狙いましょう。
- 特殊警棒:頭や胸などの急所は避けましょう。警棒は金属の棒ですので、パニックになって何度も叩く…というのもやめましょう。
大切なのは、「最小限の力でその場を逃げる」「その場を冷静に切り抜ける」という意識です。護身商品は“撃退”ではなく“回避”のために使いましょう。また、パニックになって気づいたら相手が気絶や最悪の状況に…とならないようにできるだけパニックにならず、冷静に使うためにイメージトレーニングや使い方の練習もしましょう。
護身商品を選ぶときに大切なのは、「威力」や「性能」だけでなく、「誰が」「どんな場面で」「どのように使うか」という視点です。
護身商品は、「怖いもの」ではなく「安心のための備え」です。自分の生活スタイルに合った一品を、無理なく、自然に持てる形で選ぶことが、最大のポイントです。
選び方に迷ったら、ぜひとも今回の内容や、当店の別の記事も参考にしてください。あなたが安心して使える護身商品を、一緒に探しましょう。
護身商品のお役立ち記事
▼アナタに合うのはどれ?護身グッズ相性診断
▼はじめてでも安心!プロが教える、催涙スプレーの選び方
▼プロが解説!スタンガンの基礎基本&今買うべきスタンガン3選
▼威力が強い警棒ってどれ?






