ペン型ICレコーダー VR-P003N 256MBタイプ
- 旧モデルから内部回路を更新
- 高級感のあるアルミボディ
- クリップの上下だけでON/OFF可能
- 3段階のモード変更
- 録画ファイル自動分割機能(5時間)
- 多彩なファイル検索機能
- 音声感知録音機能(VOS)
- 自動感度調節機能装備(ALC)
- 連続12時間録音
- 便利な電池残量表示機能
- 国産替え芯が使用可能
VR-P003Nは、旧モデルVR-P003から内部回路を改良しバージョンアップ。旧作から変更された点は以下の通り。
1.専用ソフトなしでPCと接続が可能に
2.ファイル形式がWAVからMP3に
3.リモコンで各種操作が可能に
4.メモリー容量倍増
5.待機電力がゼロに
どれも大きな変更点ですが、特に重要なのは1番と2番でしょうか。VR-P003では録音したデータをパソコンへ移したりする際に専用ソフトを使っていましたが、今作のVR-P003Nでは特別なソフトなしにパソコンへ接続できるようになっています。専用ソフトを使用した方式ですと使用頻度が高いほど操作が煩わしくなってしまいますので、ここは本当に重要な変更点でしょう。
2番のファイル形式の変更も使い勝手の向上に大きく貢献しています。正直、WAVと比較してMP3形式の方がはるかに汎用性は高いはずですし、音質を犠牲にすることなく容量も格段に抑えることができます。メモリ容量も倍増され、本体に最大で約33時間分のデータを録音することができます(バッテリーは連続12時間録音)。
5番の録音スタンバイ中の消費電力についてですが、VOS機能が付いた本器ではこれも重要な点です。VOSは音声を感知したときだけ自動的に録音をする便利な機能ですが、消費電力が大きいといざ録音をスタートしようとしたときにもう電池がないなんてことも起こり得ます。しかしVR-P003Nではこの消費電力がほぼゼロになったことで、VOSを使って仕掛け録音をするときなどにバッテリーが上がってしまう心配が要りません。
この商品はボールペンとしても十分普段使いできます。芯は一般的なものが採用されていますので(ゼブラ:4C-0.7)、なくなっても簡単に手に入ります。ICレコーダーとしての基本的な性能についても、ALC、自動感度調節機能を装備して抜かりなし。音源までの距離、音の大きさによってマイクの感度を自動的に調整してくれます。
操作が簡単なのもポイント高いです。クリップ部分がスイッチになっていて、録音/停止はここだけで可能です。クリップをカチッと下げると録音開始、元に戻すと停止。録音しているのか停止しているのか一目でわかるようになっています。録音したデータは付属のリモコンとイヤホンを頭頂部に接続して、本体から直接再生することが可能です。
ボールペン型ICレコーダーの元祖、VR-P001Nの兄弟機がこちらのVR-P003N。ICレコーダーとしての性能、機能はまったく同じです。
VR-P001Nとの違いはまずデザイン。001Nの方がよりスリムで全長も003Nの150mmより16.5mm短い133.5mmなので、よりすっきりしている印象。ただしVR-P001Nの場合専用の芯を使わなければいけないのに対し、こちらのVR-P003Nは一般的なボールペンの替え芯が利用できます(ゼブラ:4C-0.7)。
どちらの方が上、ということはないのですがボールペンとしても普段使いするのであれば、このVR-P003Nの方が安心かもしれません。
型番 | VR-P003N |
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充電時間 | 約3時間 |
電池使用時間 | 録音:約12時間 再生:約8時間 |
イヤホン | 10mW/32Ω |
使用環境 | 0℃~40℃ |
寸法 | 12Ф:150mm |
重量 | 26g |