アキバガレージ

コロナウイルスが大流行してから数年余りが経ち、外出制限などがほとんど解除されてようやく元の生活を取り戻し始めています。そんななかテレワークから会社通勤に戻ったり、休日に出かけてみたり、長期休暇で遠出する方も多いのではないでしょうか。

しかし、現在は無差別殺傷や強盗などの事件が目立つほど頻発していることも忘れてはいけません。もし通勤中や楽しいお出かけの際にもし、凶器を持った犯罪者に出くわしてしまったら、あなたは自分の身を守れますか?

今回は護身という観点から、自分の身を守る方法を解説します。

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護身とは
護身は戦わなければいけない?
護身グッズで逃げやすく
購入・所持は法律に違反する?
護身Q&A
まとめ

護身とは

護身とは「他者による危険から身を守ること」です。大まかに分類すると、防犯は「犯罪を防ぐための対策」であり、護身は「いざ危険が迫ったときの対策」です。

もちろん可能であれば防犯のみで犯罪を回避できることに越したことはありませんし、実際に防犯対策を講じることで防げる犯罪も数多くあります。ですが犯罪者も人間ですので、必ずしもこちら側の思い通りに犯行を辞めるわけではありません。いくら十分な対策を取っていても、襲い掛かってくること可能性は十分にありえます。

そうした万が一に犯罪者が襲い掛かってきたときに危険から身を守ること、そしてそのための備えが護身です。

護身は戦わなければいけない?

護身とは犯罪者と戦うことだと思われがちですが、これは大きな間違いです。

犯罪者は刃物や拳銃を持っているかもしれませんし、格闘術のプロかもしれません。どんな手段でどんな犯行をしようとしているのか、出くわしてしまった犯罪者が一体どんな人間なのか、見ただけの情報で判断できないため、相手に近づきましてや戦うのは非常に危険です。こうした理由から、格闘家など力に自信がある屈強な方でもできるだけ相手との戦闘は避けた方が良いです。

真の護身とは「犯罪者から逃げること」です。

逃げると聞くとマイナスなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、出来るだけ遠くに逃げるのが最も安全な護身方法です。

護身グッズで逃げやすく

犯罪者から逃げるといってもただ一目散に逃げればいいわけではありません。確かに一刻も早く犯罪者から離れる必要はありますが、相手が追いかけてくる可能性があるのでなにもせずに背を向けて走って逃げるのは非常に危険です。

そこで逃走の補助をしてくれるのが護身グッズです。丸腰ではただ逃げるしかないところを護身グッズを使用してじりじりと牽制しながら逃げたり、相手がひるんだ隙を見て逃げたりすることで出来るだけ安全にその場を離れることができます。

目の前に犯罪者がいるという極限状態のなかで丸腰では落ち着いて逃げられない可能性があります。ぜひ護身グッズを利用して安全に犯罪者から逃げましょう。

スタンガン

スタンガンは、スパーク(電気のバチバチ)で威嚇したり、相手に当てることで逃げる時間を稼ぐ商品です。

スパークはバチバチ!という音と光で威嚇するためとてもインパクトがあり、護身グッズのなかでも取り分け見ただけで相手を牽制しやすく、スパークを見せただけで相手の戦意を失わせやすくなっています。また、スパークを相手に当てるとたちまち激痛が走り、威力の高さによってはその場でうずくまってしまうほどという強力な二段構えの護身グッズです。

ドラマや映画ではスタンガンを当てられた人は気絶してしまうシーンをよく見ますがあれは創作ならではの演出で、日本で流通しているスタンガンは相手を気絶させたり、死亡させたりすることがありません。

スタンガンを使う際は、スパークで相手と距離を保ち威嚇しつつ逃げる、それでも近づいてきたらスパークを当てて怯ませて逃げるようにしましょう。なお、スパークの大きさや相手へ与える痛みは基本威力によるため、護身効果を求めるのであればより高威力のスタンガンがおすすめです。

フラッシュライト型スタンガン K99

スタンガンとライトの2way。フラッシュライトで目くらましできる。

国内最強スタンガン TITAN-GB8

スパークも当てたときの痛みも見た目のインパクトも強烈。

催涙スプレー

催涙スプレーはトウガラシ成分を含んだスプレー式の護身グッズです。

その液体が目に入ると大変な刺激、痛みをともない、しばらくは目を開けていられなくなます。鼻や口から吸いこんでも咳が止まらなくなったり、皮膚に触れても火傷のような痛みを起こすため、使用者が逃げる時間を稼ぐことができます。

こちらもまた、ニュースで悪いイメージで取り上げられることが多く危険な液体というイメージがありますが、実際は流通しているほとんどの商品が無害な天然成分で作られており、後遺症が残ることはありません。

催涙スプレーは噴射距離が数mにおよぶものが多く、相手に近づかなくても当てることができるのがメリットです。また、トウガラシ成分の液体は目に入ったり吸い込んだりするとからさや痛みの耐性が相当ない限りは誰が相手でも高い効果に期待できる商品でありながら、噴射ボタンを押すだけで使える簡単さと、試用期限こそあるものの護身グッズ随一の値段の安さを兼ね備えた商品です。

当店では距離を保ちやすい液状型(水鉄砲のように直線で噴射するタイプ)をおすすめしています。

トリプルアクションポケットモデル

世界的催涙スプレーメーカーの商品、誤動作しにくく使いやすい。

リップスティック型催涙スプレー AJ-LIP

キャップ付きの催涙スプレー。周りの目を気にせず持ち歩ける。

特殊警棒

特殊警棒とは伸縮式の警棒のことをいいます。3段、2段式で伸縮できるため、普段は短い状態で、いざというときは伸ばして使用します。

警棒の長さで相手を牽制しつつ、相手が近づいてきたり必要に迫られれば相手に打撃を与えることができる非常にシンプルなものです。

スタンガンや催涙スプレーは商品ごとに決まった一定の効果がありますが、特殊警棒は素材や重さ、長さ、そして使用者の腕力によって効果や威力が大きく変わるため、選ぶ際は自分が振りやすい長さ、重さを選ぶことが重要です。

自分に合わない警棒を選ぶと重たすぎて上手く振れなかったり、重さに腕が耐えられなかったり、特殊警棒の長さを逆手に取られて先端を持たれ奪われたり反撃されてしまう可能性もあります。

逆にしっかり自分に合ったものを選べば、力の限り最大限に威力を発揮できます。そのパワーはスタンガンや催涙スプレーの効果を大きく上回ることもできるため、打撃力に天井がないと言えます。

腕力によって威力が高くなるという点から、特に男性や力に自信があるにおすすめの護身グッズです。

日本製三段式警棒 MR-2S

国内生産の警棒。日本人向けの長さと重さが使いやすい。

NEXTORCH N21CQ

独自のロック機構で洗練されたオートロックバトン。

どの護身グッズを選ぶべき?

一体どの護身グッズを選ぶべきなのかは人それぞれです。護身グッズにもそれぞれ使用環境によるメリットとデメリットがありますので、各商品の特徴を踏まえたうえで使用者、使う場所、予算帯、どんな効果があれば使用者が逃げ切れるか・・・など、事件に巻き込まれたときをしっかり想定して商品を選びましょう。

先程挙げたスタンガン、催涙スプレー、特殊警棒は下記のような傾向があります。

スタンガン

メリット
・充電または電池式で長期的に使える
・威嚇だけで相手の戦意を喪失削げる可能性がある
・スパークで威嚇→当てるの二段構えが可能

デメリット
・故障すると修理不可
・厚手の衣類の上からだと効果が薄い
・護身グッズの中では価格帯が高め

催涙スプレー

メリット
・値段が安く手軽、効果が強力
・小型で携帯しやすい
・誰が相手でも一定の効果を見込める

デメリット
・液体が滞留するため、室内での使用には不適
・最短1年〜数年で有効期限がある
・原則使用は一度きり

特殊警棒

メリット
・自分の腕力次第で威力が上がる
・警棒の長さで牽制できる
・多少の打撃では破損しない

デメリット
・使いこなすには腕力が必要
・狭い場所では使いにくい
・使い方によっては過剰防衛になる

購入・所持は法律に違反する?

護身グッズのご購入をご検討される方で一番多い質問が護身グッズの購入や所持が法律に違反してしまうのか、また、それによって逮捕や事情聴取などをされてしまうのかです。

結論から言うと、護身グッズの購入・所持だけでは法律に違反しません。もちろん販売も合法のもとで行っています。いざというときのために自宅に置いたり、職場や施設に置いたりすることは何ら問題ありません。

しかし、携帯して持ち歩いたり、車に載せて運転するとなれば少し話は変わります。

日本には「軽犯罪法」という法律があります。

軽犯罪法 第一条 二によると「危険なものを正当な理由なく隠れて携帯してはいけない」と定められており、もし正当な理由なく隠し持っていると没収されて今います。

護身グッズは護身用という正当な理由で持っていればいいのですが、ここで注意しなければいけないのが職務質問や検問を担当している警察官個人の判断によって「正当な理由かどうか」が決まってしまうことです。

例え護身用と話しても、そんな理由では認められないと片づけられたり、見た目だけで護身用に持っている必要がないと思われたり、怪しいと判断されればその場で没収されてしまいます。特に女性はお咎めなしのことが多く、男性は護身グッズを持っている必要がないと思われて没収・・・という傾向があるくらいですから、現状没収されないためには職務質問や検問を受けないように立ち回るというのが最善の方法になります。

ただし、法律の条文には拘留又は科料に処するとありますが、実際には没収で済むことが大半です。また、護身グッズのほかに包丁、ドライバー、バールなど使い方によっては武器になりそうな危険なものはこれに該当しますのであらゆる物が対象になり得ますのでそこまで深く悩む必要はないと言えます。

護身グッズは自分の身を守るために重要な商品ですので、没収に臆さずに持ち歩いてください。

ちなみに、銃刀法には違反しませんのでご安心を。

護身Q&A
Q.護身術には期待できる?

A.護身と調べると護身術を覚えたほうがいいという意見がよくありますが、当店の見解では一般人が護身術を犯罪者に行使するにはあまりにも危険です。理由のひとつは冒頭で挙げたように犯罪者と接触することが危険だからですが、それ以上に普段から実戦経験のない一般人がいくら練習しても、いざ犯罪者が襲い掛かってきたときに護身術を練習通りに行使できる可能性が低いからです。よっぽど怖いもの知らずな方でない限り、極限状態のなかに置かれた人間は冷静さを欠いているものですし、そもそも人間は本番になると練習の6割程度の力が出ないと言います。そんな状況で護身術を成功できる可能性は低いを考えたほうが自然でしょう。また、中途半端に護身術を覚えてしまうと逃げられる状況でも、実践したい気持ちが出てしまったり、「護身術を覚えたから大丈夫」と不思議と好戦的になってしまうこともありなお危険です。

先程も言いましたが、一番の護身は「逃げること」です。

何よりもまずは犯罪者に接触されないこと、そして逃げることだけを考えて行動しましょう。

Q.メリケンサック、タクティカルペンの効果は?

A.特殊警棒に似た打撃系の武器として、メリケンサックやタクティカルペンがあります。こういった武器も護身グッズの一種ではありますのでいざというときには犯罪者に対して使うことは可能です。しかしこの二種類の商品は特殊警棒のように長さがなく、タクティカルペンでも10cm程度です。これだけ短いと護身にとって重要な距離を保って威嚇することが困難になり、距離を詰めて相手に打撃する、つまり相手と戦うことが前提になってしまいます。護身術の項目の通りですが、相手に近づくことは非常に危険ですので、一般の方の護身には向いていません。

もちろん普段から格闘技術や護身技術を練習し、熟練している方であれば上手く使用することができるスタイリッシュな護身グッズですが、そうでない場合はあくまでもインテリアやファッション、コレクション色の強いものです。

まとめ

護身グッズと聞くと安全に聞こえますが、その中身であるスタンガン、催涙スプレー、特殊警棒などといった言葉はどうしても加害者側が使ったり、人に危害を与えるものというイメージ持たれてしまうことがあります。しかし、実際はその真逆で人の命を守るための大切な道具です。

包丁がそうであるように、護身グッズも悪用するか護身用に使うかは人次第。使う人が悪い心を持たず、護身にのみ使うという当たり前の目的を忘れなければ安全に使用することができるだけでなく、自分の命を守ってくれるのです。

悪いイメージがあるからといって敬遠することなく、正しい知識と使い方を知って、正しい目的で安心して護身グッズをご利用ください。