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画像安定装置まとめ 2023年版

基礎的知識から最新情報まで、これを見れば画像安定装置の今がわかる!

index

・画像安定装置とは?
・アナログタイプとデジタルタイプの画像安定装置
・アナログの衰退、デジタルの台頭
・アナログ画像安定装置との違い
・商品紹介
・アナログ映像をダビングするには?
・まとめ

画像安定装置とは?

画像安定装置とは、パソコンなしでも手持ちの映像をバックアップするためのダビング機器のことを指します。その過程でなぜかコピーガードといったものも外れる・・という不思議で便利な機械です。
コピーガードがなぜか外れてしまう、ということはつまり、ホームビデオだけでなく、テレビ、映画、ドラマ、ゲームの映像など、本来ダビングができなかったり、ダビングの回数制限があるものも、なぜか無制限でダビングできてしまうのです。
パソコンはダビングにあたって小難しい操作やソフトが必要ですが、画像安定装置はパソコンなしで再生機器とモニターの間に接続して簡単なボタン操作をするだけでダビングできるため、多くの映像マニアが好んで嗜む商品です。

アナログタイプとデジタルタイプの画像安定装置

画像安定装置には大別すると2種類のタイプが存在します。
ひとつは従来からあるアナログタイプの画像安定装置で、再生する機械と録画する機械の間に接続し、単純にコピーガードを外す“だけ”のタイプ。
主にRCA端子(赤白黄の端子、コンポジット端子とも)ケーブルやS端子ケーブルで接続します。

もうひとつは、近年のテレビ番組やその他の映像作品の高画質化にともない主流となった、ハイビジョンに対応したデジタルタイプの画像安定装置。
デジタルタイプの画像安定装置はそれぞれがHDMIの入出力を持ち、HDMIケーブルを使って再生機等とつなぎます。
アナログタイプと違いハイビジョンの映像を録画できるのが最大の特徴ですが、アナログタイプのように再生機と録画機の間に接続しようと思っても、大手メーカーのHDDレコーダーやBDレコーダーにはHDMIの入力が付いていないため、できません。

そのため、デジタルタイプの画像安定装置には録画機能が搭載されていて、本体に外付けHDDを接続し、その中に録画をする形をとっています。

このことから、デジタルタイプの画像安定装置はHDMI入力を搭載したレコーダー、“HDMIレコーダー”とも呼ばれます。

アナログの衰退、デジタルの台頭

皆さんもご存じの通り、ここ10年でデジタルが台頭し、アナログ映像やそれに関するものが衰退しました。VHS、ビデオデッキなどはほとんど見ることはありません。したがって、アナログの映像や再生機に対応したアナログタイプの画像安定装置も同様に衰退し、今世の中に出ているほとんどがデジタルタイプの画像安定装置です。
次項からはアナログタイプとの違いや、アナログの映像を解説したい場合の対処法、実際の商品をご紹介します。

アナログ画像安定装置との違い
レコーダー不要

アナログ画像安定装置で特に用意する負担が大きかったのが再生機とは別に録画用のレコーダーも用意しなければいけないという点でした。
つまりダビングするのに2台のコンポジット対応映像機器が必要でした。ちなみに今用意しようと思えばまず市販で新品のものを手に入れるのはまず難しいため、フリマアプリかオークションの中古品を買うくらいしかありません。こういったところからもアナログ画像安定装置が姿を消したワケがよく分かります。

対して、デジタル画像安定装置は先程挙げた通りレコーダー機能は製品に搭載済み。外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどの外部の記憶媒体に映像を保存します。このような記憶媒体はネット通販でも家電量販店でも簡単に手に入りやすく、容量も細かく分かれているため、自分の予算やダビングしたい映像の時間に合わせて購入することができます。
アナログ画像安定装置を愛用されている方の中にはどうしても外部の記憶媒体に保存するのがとっつきにくい、という方が多いですが、こうして見ると逆に使いやすくなっています。

ダビングできる映像の幅広さ

昔は映像を再生するためにはレコーダーやプレイヤーなど映像専用の機器を持っていることが当たり前の時代でしたが、今はそうではありません。現在ではレコーダー、パソコンやゲーム機など、あらゆる機器があらゆる映像を再生することができます。例えばゲーム機でブルーレイディスクを再生したり、レコーダーでストリーミング動画を再生することができ、手元に映像がなくてもパソコンで検索すれば出てくることもザラにあります。

アナログ時代は自分が手元に持っている映像しかダビングできませんでしたが、現在は手元にあってもなくても、最新の映像も昔の映像も、パソコンなり、ゲーム機なり、レコーダーなりで再生できさえすればほとんどの映像をダビングすることができるのです。
アナログ時代は自分が手元に持っている映像しかダビングできませんでしたが、現在は手元にあってもなくても、最新の映像も昔の映像も、パソコンなり、ゲーム機なり、レコーダーなりで再生できさえすればほとんどの映像をダビングすることができるのです。

商品紹介
アキバコンピューター4X-2 ABC-4X-2
映像入力 HDMI*4
映像出力 HDMI*1
ワイド信号
録画機能
録画形式 TS/MP4
再生機能
価格 39,600円(税込)
特徴

大人気シリーズのアキバコの最新作ABC-4X-2
今回は本体内にファンを搭載し、耐熱機能がさらにアップしました。
これ1台で録画も再生も出来るすぐれもの!

オススメポイント

4チャンネルHDMI入力搭載の大人気モデルの最新版です。
ハードディスクは大容量4TBを接続可能で、フルハイビジョン(1920x1080)で録画が可能です。
また、再生機能も搭載しておりますので、録画したデータを簡単に再生することが出来ます。
パソコンを使えない方や得意でない方でも、パソコンなしで簡単に録画・再生することが出来ます。
また、録画時間を1分から23時間59分まで設定することが出来るので、録画するデータの再生が終わるまで待つことなく録画が出来ちゃいます。
ファイル形式はTSとMP4を選択することが出来ます。TSファイルの場合は長時間の録画でもひとつのファイルに記録が出来るのでとっても便利です。(MP4の場合、4GB単位でファイル分割されます)

評価:★★★★★
CAT PRO HD 4K PLAY
映像入力 HDMI*1
映像出力 HDMI*1
ワイド信号
録画機能
録画形式 H.264 /H.265 /AAC/MP4 (ハードウェア処理)
再生機能
価格 46,800円(税込)
特徴

知る人ぞ知るCAT PROシリーズの上位モデル。
4K/H.265録画対応の最新モデル

オススメポイント

今話題の4K/30MHzに対応しており、映像コーディックH.265に対応し、理論上H.264と同画質の場合、約半分の容量で録画することが可能です。
前機種CAT PRO HD 4Kに比べ、2つの機能「リモコン対応」と「本体での動画再生」が出来るようになりました。
この2つの機能はとても心強いのですが、リモコンの受信距離がちょっと短いです。(最大1m)

評価:★★★★☆
ハイビジョンレコーダー HVE705 プロスペック
映像入力 HDMIx1
映像出力 HDMI×1
ワイド信号
録画機能
録画形式 MP4(H.264/H.265)
再生機能
価格 39,600円(税込)
特徴

とうとうプロスペックから4K対応のHDMIレコーダーが発売されました。
2K画質(2K60p)はもちろんの事、4K画質(4K30p/24p)にも対応したすぐれもの!
ブルーレイレコーダー・パソコン・スマホ等、HDMI出力のある機器を接続して簡単に録画する事が出来ます。

オススメポイント

4K(4K30p)で録画した映像をそのままの画質でHDDに録画する事が出来ます。
ただし、4K60pには対応していないので注意が必要です。(4K60pの入力は2K60pにて録画します)
大容量映像ファイルの録画が可能な「exFAT」に対応したので4GBを超えるファイルも分割することなく記録可能です。
こちらもまた制限があり、1ファイル容量の最大は16GBまたは、3時間となります。
16GB以上のファイルを1ファイルに作成したい場合はABC-4X-2がおすすめです。
また、最新の動画コーディック「H.265」に対応しておりますので、「H.264」よりも高い圧縮率を誇り、「H.264」より少ないデータ容量で同様の画質を録画する事が出来ます。
最後に皆さんが一番気になる点ですが、こちらにもスペシャル機能が搭載されておりますので、安心してダビング(コピー)を楽しむ事が出来ます。

評価:★★★★☆
HDMIメディアレコーダー TMREC-FHD3 TEC
映像入力 HDMIx1/コンポジットx1
映像出力 HDMIx1
ワイド信号
録画機能
録画形式 MP4
再生機能
価格 36,080円(税込)
特徴

液晶付きポータブルHDMIレコーダーでは独走中のTEC(テック)から最新の機種が発売されました。
RCA(コンポジット)入力も搭載しておりますのでビデオテープなどのデジタル化にも完全対応しております。
3.5インチモニターを搭載!外部モニターへ出力せず、映像確認、録画、再生を行うことが出来ちゃうスグレモノ!

オススメポイント

内蔵バッテリー(1800mAh)も搭載しておりますので、外出先でも録画・再生することが出来ます。
microSD/USBスロットを搭載しておりますので、録画先はmicroSDカード(512GBまで)・USBフラッシュメモリ(512GBまで)・HDD(2TBまで)の3種類の媒体に録画保存することが出来ます。
対応ファイルシステムは「FAT32」以外に「NTFS」「exFAT」に対応!最大32GBまでファイルを分割することなく1ファイルでの記録可能です。(FAT32の場合は1ファイル最大4GBになります)
ファイルの容量を気にせず録画を楽しみたい方はABC-4X-2がおすすめです。
ちなみに、当店で扱っているHDMI入力レコーダーの例に漏れず、このTMREC-FHD3にもスペシャル機能が搭載されており、コピーガード付きの映像でも制限なくダビング可能なようです。
容量制限こそありますが、液晶付き、デジタル化対応、値段などかゆい所に手が届くのがTMREC-FHD3です。

評価:★★★★☆
アナログビデオレコーダー AVR180H AVR180+HDA433セット プロスペック
映像入力 コンポジットx1/HDMIx1(HDA433使用時)
映像出力 HDMIx1
ワイド信号
録画機能
録画形式 MP4
再生機能
価格 23,100円(税込)
特徴

プロスペック発の新製品!アナログ映像のデジタル化に特化したレコーダーです。
値段が安く、HDMI出力のデジタル映像のダビングも可能ですが、あくまでもアナログ映像のダビング化したい方向き。デジタル映像をダビングしたい方はABC-4X-2などの純デジタルタイプの画像安定装置がおすすめです。TFTモニター搭載で自前のモニターなしでもダビングすることができます。

オススメポイント

アナログ映像をデジタル化してダビングしたい方にはうってつけの商品です。本体の入力をコンポジットx1のみにすることで値段を極力押さえています。
アナログ映像のダビングに関してはTMREC-FHD3よりも画質が良い(720x480p)ため、とにかくデジタル化したい方にはおすすめ。
デジタルの映像をダビングする場合はセットの変換器(HDA433)を使えば可能です。しかし本体の入力系統がコンポジットx1の関係上、デジタルの映像をアナログに変換して入力し、更にデジタルに戻して出力するため、映像が劣化する可能性があります。また、純粋なデジタルタイプの画像安定装置は最低でも1920x1080p以上で録画できるため、デジタル映像のダビングにもこだわりたい方は注意が必要です。
ピーキーさはありますが、この値段でデジタル化とデジタル映像のダビングができるのは他の機種にはない大きなアドバンテージです。

評価:★★★☆☆
現行モデル一覧
商品画像
商品名 ABC-4X-2 CAT PRO HD 4K PLAY HVE705 TMREC-FHD3 AVR180+HDA433
価格※1 39,600円 46,800円 39,600円 36,080円 23,100円
最大録画
解像度
1080p
フルハイビジョン
3840x2180 4K 3840x2160/30Hz(4K) 1920x1080 (60p) 720×480p
ファイル
形式
TS/MP4 H.264 /H.265 /AAC/MP4 MP4(H.264/H.265) MP4 MP4
入力端子 HDMI×4 HDMI*1 HDMI*1 HDMI*1、コンポジット*1 HDMI*1、コンポジット*1
出力端子 HDMI×1 HDMI*1 HDMI*1 HDMI*1 HDMI*1
USB端子 1口 1口 1口 1口 1口
録画・再生
機能
録画あり
/再生あり
録画あり
/再生あり
録画あり
/再生あり
録画あり
/再生あり
録画あり
/再生あり
ポイント 大人気シリーズのアキバコの最新作ABC-4X-2
今回は本体内にファンを搭載し、耐熱機能がさらにアップしました。
これ1台で録画も再生も出来るすぐれもの!
知る人ぞ知るCAT PROシリーズの上位モデル。
4K/H.265録画対応の最新モデル
4K(4K30p)に対応したプロスペックのHDMIレコーダー
H.265、exFAT対応など更に進化を遂げたモデル
本体に3.5インチの比較的大きな液晶モニターが付いているため、 テレビがなくても本体に映像を映し出し、ダビング・キャプチャーが可能 アナログ映像のデジタル化に特化したレコーダー
HDA433を使えばデジタル映像のダビングにも対応
とにかくデジタル化したい、画質にこだわらずダビングしたいならおすすめ
オススメ度 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆

※ 1表示価格は税込です

アナログ映像をダビングするには?

昔に比べて手軽に映像を再生・視聴できるようになった現在ですが、それでも往年のアイドルのコンサート映像や、バラエティ番組などビデオでしか残っていない映像もあります。そんな貴重な映像や昔から集めてきたビデオコレクションといったアナログ映像をなんとかしてダビングしたい、という声はまだまだ根強いです。

従来のアナログタイプの画像安定装置はなくなってしまいましたが、だからといってアナログ映像はダビングできないわけではありません。
下記のようなアナログ入力に対応したHDMIレコーダーを使えば、アナログの映像をデジタルのデータにしてダビングことができます。
仕組みはデジタル画像安定装置そのもので、録画や保存方法は上記の【デジタル画像安定装置とは】にある通り。入力部分がアナログ端子に代わるだけですので、複雑な変換や接続は不要です。
アナログ映像を保存していた昔の記録媒体、特にビデオテープはすり減りや劣化しやすいです。懐かしく大切な映像が完全に再生できなくなる前に、デジタル化という手を使うのがおすすめです。

モニター搭載ポータブルHDMIメディアレコーダー TMREC-FHD3 TEC

アナログビデオレコーダー AVR180 プロスペック

まとめ

長年画像安定装置を扱っていると、デジタルはとっつきにくいと感じている方を見かけます。確かに映像業界の変わり様はすさまじく、少し前まではビデオが主流だったものが、DVD、ブルーレイと変遷し、ついには物体が手元にない動画配信サイトなどのストリーミング動画が主流となっています。この急激な変化を考えると、デジタル化がとっつきにくいと感じるのも致し方のないことかもしれません。
しかし、既にアナログが衰退しているのも事実です。ダビングや映像マニアの方はまだまだアナログがお好きな方も多いですが、世間一般的にはアナログの需要はほとんどありません。大手メーカーは世間一般の需要がない所のものを作っても仕方がないため、レコーダーなどの一般家電はデジタル一本になりました。そうなると、レコーダーなどの再生機がなければ動かない画像安定装置もそれに合わせてデジタル一本になっていくしか道がありませんでした。

デジタル画像安定装置はとっつきにくいと思われていますが、実はアナログ画像安定装置とほとんど変わらない仕様で使えるようにできる限り工夫されているため、イチから使い方を覚え直さなければいけないわけではありません。これまでにアナログ画像安定装置を使ったことがある方はすんなり馴染むでしょう。デジタル画像安定装置は、皆さんが思っている以上にダビングをしたい方の味方になってくれます。
大切な映像を長く保存するために、ぜひともこの機会にデジタルのダビングに切り替えてみてはいかがでしょうか。

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