110日タイプ 仕掛け録音ボイスレコーダー MR-1000 ベセトジャパン















ペン型ボイスレコーダーでお馴染みのベセトジャパンさんから登場したMR-1000は、SVOS……音声感知録音モードでの待機時間がなんと110日間(!)という驚きのバッテリー効率を実現したICレコーダーです。SVOSとはSuper Voice Operated Systemの略で、マイクが音声を感知すると自動的に録音を開始してくれる機能のこと。一般的なICレコーダーにもこの音声感知機能を搭載しているモデルがありますが、MR-1000の場合、待機電力をほぼゼロに抑えることにより110日間の監視が可能になっています。メーカーであるベセトジャパンさんではこれを“仕掛け録音”と謳っていますが、まさに証拠撮りに持って来いのICレコーダーなのです。
実際に店舗でテストしてみたところ、マイクの感度が高いためちょっとした音でも録音を開始してくれます。ゆえにBGM等の音楽が聞こえるような場所や、近所で工事が行われていたりするとSVOSの真価が発揮できませんので、仕掛け録音は静かな環境で使うのが最適です。
とまれ、SVOSを使わず連続稼働でも30時間も録音し続けられますので、他のICレコーダーと比較してもかなり長時間連使えます。それなのに電源は単4アルカリ乾電池2本だけ。めっちゃエコです。
横幅31mm、高さ90mm、厚み16mmでたった30gの小型軽量ボディには様々な機能が盛り込まれています。主な機能としては前述のSVOS、音声感知録音機能の他に、撮る音の大きさによってマイクの感度を自動的に調整してくれるALC(オートレベルコントロール)機能、高音質な録音を可能にするPCM録音機能、録音したファイルを他人に聞かれないようロックすることが出来る暗証番号設定機能が挙げられますが、それ以外にも何かと便利な機能を搭載。
録音に関わる操作はとてもシンプルで、電源を入れればそのまま録音がスタートするようになっています。音声感知機能を使う場合でも同様で、モード選択スイッチでSVOSに設定したらあとは電源を入れるだけ。自動的に監視状態に入り音声を拾い次第録音を開始してくれます。ちなみにSVOS機能を使っている間は液晶画面には何も表示されませんが、録音を開始すると画面右上にバッテリーマークが表示され、音声感知をしていることをさりげなくお知らせしてくれます。
録音されたデータは内蔵されている4GBメモリに保存されます。本体にスピーカーを搭載していますので、そのまま再生して聞くこともできますし、イヤホンを接続して周りに聞こえないように確認することも可能。録音に関しては非常に操作がシンプルで特に覚えることもないのですが、再生に関してはA-Bリピートやファイル管理機能、頭出し機能など様々な操作が可能なため、取扱説明書で操作を覚える必要がありそうです。いずれにしても液晶画面に情報が表示されますので、一度手順を追ってみれば自然と使いこなせるようになると思いますし、単純に再生するだけなら正面の再生ボタンを押すだけなのですぐにわかります。
録音時間 | 録音モード | 4GB | |
PCM | 24時間 | ||
HQ | 65時間 | ||
SP | 130時間 | ||
LP | 520時間 | ||
モード別 バッテリー持続時間 |
通常録音 | 30時間 | |
音声待機 | 110日 | ||
電話接続待機 | 200日 | ||
使用環境 | 0~40℃ | ||
電源 | 乾電池 | 単四アルカリ乾電池 2本 | |
外部電源 | USB電源 | ||
対応OS | Windows 2000 / XP / Vista / 7 / 8 | ||
サイズ | W:31 x D:16 x H:90 mm | ||
重量 | 30g | ||
JANコード | 4562261453101 |