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小型カメラ辞典~性能編~

小型カメラ辞典~性能編~

証拠撮影や話し合いの記録用に小型カメラが欲しいけど、小型カメラの商品ページって専門用語が多くて書いてあることが全然分からない・・・小型カメラあるあるのひとつですが、それで購入を諦めてしまうのはもったいない。 当ページでは小型カメラ専門店のプロスタッフが、商品ページによく出てくる専門用語を解説!

これを読めば小型カメラのページがみるみる読みやすくなる!今回は小型カメラの基本の性能について一挙紹介!

index

解像度
フレームレート
稼働時間
メモリ
ファイル形式
画角
まとめ

解像度(かいぞうど)

解像度とは、画像や映像の鮮明さ、キレイさを表す数値のこと。単位はPもしくはPX(ピクセル)。
小型カメラはどのメーカー、ブランドももれなく解像度で表記されており、解像度の数値が大きいほどキレイな映像が撮影できる。現在1920x1080px、いわゆるフルハイビジョン(FHD)と呼ばれるものが主流。 その他に1280x720px(HD)、3840x2160px(4K)など様々な解像度が商品によって採用されている。 4Kともなれば非常に線の細かい映像を撮影することができる。ただし、解像度が上がるにつれ動画のデータ容量も増えるので、同じ容量のmicroSDカードを使用しても保存できる時間に大きな差が出るので注意が必要。とにかくキレイな映像で撮影したい場合は解像度を基準に選択すると良い。

▼商品例

フレームレート(ふれーむれーと)

フレームレートとは、映像のスムーズさやなめらかさを表す数値のこと。単位はfps。
小型カメラに限らず、この世にあるあらゆる動画は大量の画像=コマをつなげて、パラパラ漫画のようにして一つの映像にする。フレームレートは「1秒間に表示される画像=コマの枚数」を表す。1秒間のコマ数が少ないほどカクつきが目立つ映像になり、多いほどスムーズでなめらかな映像が撮れる。 また、フレームレートには可変タイプと固定タイプの2種類があり、ほとんどの小型カメラは可変タイプを採用している。可変タイプは撮影内の動きの速さに合わせて自動で変動するため、撮影対象によっては数値以下のフレームレートで撮影することがある。 固定フレームレートはどんな映像を撮っても一定のフレームレート値になる。そのためスムーズでなめらかな映像になりやすいが、小型カメラでは希少性が高く主に国産の高品質小型カメラに搭載されている。早い動きのある撮影や映像のなめらかさを優先したい場合はフレームレートを基準にして商品を選択すると良い。

▼商品例

稼働時間(かどう-じかん)

稼働時間とは、満充電の時に小型カメラが稼働できる最大時間の目安。単位は時分。
小型カメラはほとんどの機種でバッテリーの制御機能がないため、撮影しているか否かを問わず電源を入れた瞬間からのバッテリー残量がなくなるまでの時間が稼働時間になる。なお、稼働時間はあくまで最大時間の目安であり、バッテリー性能が低下する冬場など、環境などによって前後する。稼働時間の記載がないもしくは【電源接続】【バッテリーに準ずる】と記載されているものは、バッテリーが非搭載のため、電源やモバイルバッテリーなどの外部電源の供給が必須の小型カメラ。小型カメラを選択する際は、まずこの稼働時間と自分が希望している撮影時間を見比べるのが良い。

▼商品例

メモリ(めもり)

メモリとは、その小型カメラが対応しているmicroSDカードの最大容量。単位はGB。
現在は多くの小型カメラが32GB、64GB、128GB、256GBのいずれかになっている。この表記は対応できる最大容量のため、例えば256GB対応であればそれよりも容量が小さい32GB、64GB、128GBにも対応できる。 ちなみに表記よりも容量の大きいmicroSDカードを入れて使うと、本体がカードを認識できなかったり、エラーが発生する。また、小型カメラとmicroSDカードには相性があり、相性の悪いmicroSDカードを使用すると小型カメラが正常に動作しなくなるので、できるだけ小型カメラとセットで購入するのがおすすめ。 【対応】ではなく【○○GB内蔵】と表記されている場合は、小型カメラにすでにmicroSDカードが内蔵されているため、別途用意する必要はなく、相性の心配も無用。ただし内蔵モデルは原則microSDカードを本体から取り出すことができないので注意。 こまめにチェックせず、なるべく撮りためてから一気にチェックしたい人は最大容量が大きいものを基準に選ぶと良い。

▼商品例

ファイル形式(ふぁいるーけいしき)

ファイル形式とは、動画や静止画などを撮影した時に保存される際のファイルの保存形式の事。
動画の場合は別名でビデオフォーマット、動画形式とも言う。撮影した動画の保存形式で、音楽で言うならMP3形式、写真で言うならJPEG、PNG形式と考えると分かりやすい。小型カメラではAVI、MOV、MP4形式が採用されることが多く、商品によって採用している保存形式が異なる。これらはどれも一般的な動画形式でPCでの管理や再生はもちろん可能。 形式によって動画の圧縮率、つまり動画のデータサイズや映像のキレイさが若干異なるが、再生環境が整っていればそれほど気にする必要はない要素。こだわりのある人向けの内容。

▼商品例

画角(がかく)

画角とは、カメラに映る範囲、角度を表す数値の事。単位は度(°)。
別名で視野角とも言う。一般的な小型カメラの画角は40~60度、広角モデルとして60度以上の視野角が広い小型カメラもある。 数値が大きい(画角が広い)ほどより広い範囲の映像を写すことができ、小さいほど写る範囲が狭く、近距離が死角になりやすい。 なるべく部屋全体など広い範囲をカバーしたい、数十センチの近距離を写したい場合はこの数値を基準として広角モデルを選択すると良い。

▼商品例

まとめ

小型カメラはそれぞれが様々な性能を持っています。特に今回紹介した項目は多くの一部を除く多くの小型カメラで公表されている性能の指標です。解像度、稼働時間、メモリに関しては当店が扱っているどの小型カメラにも記載されており、小型カメラを選ぶための重要な要素ですのでぜひ重視して仕様をご覧ください。 フレームレート、ファイル形式、画角は小型カメラによっては記載されていません。商品を選ぶときも強いこだわりがない場合はそこまで重視しなくても大丈夫です。 小型カメラの性能は記載が多いですが、必要な情報、そこまで重要ではない情報を知って、手軽に小型カメラを選びましょう。

▼小型カメラ辞典 ~機能編~